安全衛生管理計画
本工事は東京都渋谷区桜丘町の市街地に位置し、RC造・地上8階・延床6,420m²の事務所新築である。工期は2026-05-01から2027-10-31まで。
仮囲いはH3000のガルバリウム鋼板とし、歩行者動線には交通誘導員を常時2名以上配置する。資材搬入動線と一般通行動線を完全分離する。
揚重計画は4t吊ラフテレーンクレーンを主とし、クレーン作業範囲と近接ビル距離を事前に確認する。強風時(10分間平均10m/s以上)の作業中止基準を明記する。
高所作業は安全帯(フルハーネス)を100%着用とし、足場からの墜落防止のため親綱を全スパン設置する。KY活動は朝礼時に職長主導で実施し、当日のリスクアセスメントを全作業員に共有する。
品質管理計画
本工事のコンクリートは設計基準強度 Fc=24N/mm² を標準とし、レディーミクストコンクリート(JIS A 5308)を使用する。構造体強度補正値は打設月に応じて設定する。
受入れ検査ではスランプ 18cm(許容差±2.5cm)、空気量 4.5%(±1.5%)、塩化物量 0.30kg/m³以下を確認する。運搬車1台目および150m³ごとに実施する。
圧縮強度試験は打込み日ごと・工区ごと・150m³ごとに1回実施する。1回の試験は3本1組とし、材齢7日・28日・91日に分けて供試体を採取する。
養生は湿潤養生を基本とし、普通ポルトランドセメントで5日間以上継続する。外気温25℃超の期間は遮光シートにより急激な乾燥を防止する。
出来形管理計画
躯体の通りは設計値に対し±10mm以内、垂直は各階 H/500 以内かつ10mm以内、全階高は H/1000 以内かつ30mm以内を管理基準とする。
鉄筋のかぶり厚さは、柱・梁40mm以上、スラブ30mm以上、基礎60mm以上とする。許容差は −5mm / +10mm の範囲内とし、スペーサーはコンクリート製を1m²あたり4個以上配置する。
部材断面寸法の許容差は柱・梁±5mm、壁±8mm、スラブ厚 +20mm/-5mm とする。開口部位置は±10mm以内で管理する。
写真管理は各階・各部位ごとに、鉄筋の種類・径・本数・かぶり厚さが確認できる写真を撮影する。黒板には部位名・配筋仕様・撮影日・施工業者・検査員名を明記する。
工程計画
全工期は548日。主要工種として山留・掘削(45日)、基礎(60日)、躯体(24日/階×8階)、外壁仕上げ(90日)、内装仕上げ(120日)、設備(180日並行)を想定する。
過去類似案件(恵比寿第二事務所)では外壁仕上げ期間に7月豪雨で18日の遅延が発生した。本計画ではこれを反映し、外壁工事期間に天候予備日を5日/月確保する。
クリティカルパスは躯体→外壁下地→外壁仕上げであり、躯体打設の打重ね時間超過・型枠ばらし強度発現遅延に対して3日のバッファを設定する。
主要マイルストンは、杭工事完了(着工+45日)、地下躯体完了(+95日)、最上階躯体完了(+240日)、屋上防水完了(+320日)、最終検査(完成-14日)とする。
原価管理計画
主要躯体数量はコンクリート3820m³・鉄筋418t・型枠14820m²を想定。歩掛りは過去類似案件から補正した上で、発注単位を月次でローリング見直しする。
資材発注は長納期品(鉄骨・鉄筋・外壁タイル)を着工90日前に発注確定する。神保町リノベ案件で型枠材調達遅延34日の事例があるため、型枠材は二次協力会社含め2系統確保する。
仮設・共通仮設費は総工費の約8.5%を目安とする。揚重・型枠の省力化による歩掛り改善で約3%の原価低減を狙う。
月次原価会議で予算対実績を差異分析し、5%以上の乖離を検知した工種は是正案を翌週までに策定する。