安全衛生管理計画
本工事は、北海道千歳市泉沢においてPCa+S造(断熱パネル)・地上4階・延床22,500m²の冷凍冷蔵倉庫新築工事であり、工期は2026年9月1日から2027年11月30日までです。現場周辺は市街地であるため、仮囲いはH3000のガルバリウム鋼板とし、歩行者動線には交通誘導員を常時2名以上配置し、資材搬入動線と一般通行動線を完全に分離します。
揚重作業は4t吊ラフテレーンクレーンを主に使用し、クレーン作業範囲と近接ビルとの距離を事前に確認します。強風時(10分間平均10m/s以上)は作業を中止する基準を設け、安全な作業環境を確保します。
高所作業においては、全作業員がフルハーネス型安全帯を100%着用し、足場からの墜落防止のため親綱を全スパンに設置します。作業開始前には朝礼時に職長主導でKY(危険予知)活動を実施し、当日のリスクアセスメントを全作業員に共有します。
なお、各種安全基準や作業手順については、設計図書および関係法令に従い、現場の状況に応じて適切に対応します。
品質管理計画
本工事における品質管理は、公共建築工事標準仕様書および建築工事標準仕様書JASS-5に基づき、各工程ごとに適切な管理を実施します。特に鉄筋コンクリート工事においては、かぶり厚さは設計値より-5mm, +10mmの範囲、部材断面寸法は柱・梁±5mm、壁±8mm、スラブ厚は+20mm, -5mmの許容差を遵守します。
出来形管理については、各部位ごとに測定を行い、規定の許容差内であることを確認します。万一、許容差を超える場合は速やかに是正措置を講じ、再度確認を行います。
写真管理は、国交省の公共建築工事写真管理基準に従い、配筋写真は各階・各部位(柱・梁・壁・スラブ)ごとに1枚以上、打設写真は打設開始・中間・完了および打継ぎ部を必ず撮影します。養生写真は湿潤養生期間中、朝夕2回継続して撮影します。
コンクリートの品質確認や受入検査、圧縮強度試験、養生管理等については、設計図書およびJIS規格に従い、適切に実施します。
出来形管理計画
本工事における出来形管理は、各構造部材の寸法および位置が設計図書通りに施工されていることを確認することを目的とします。鉄筋コンクリート部材のかぶり厚さは、設計値より−5mmから+10mmの範囲内で管理します。また、部材断面寸法は柱・梁について±5mm、壁について±8mm、スラブ厚については+20mm、−5mmの許容差で管理します。
鉄筋のかぶり厚さについては、設計図書に基づき、柱・梁は40mm以上、スラブは30mm以上、基礎は60mm以上とし、コンクリート製スペーサーを1m²あたり4個以上配置します。開口部位置は±10mm以内で管理します。
出来形確認の記録として、各階・各部位ごとに鉄筋の種類・径・本数・かぶり厚さが確認できる写真を撮影します。撮影時には黒板に部位名、配筋仕様、撮影日、施工業者、検査員名を明記します。
配筋写真は各階・各部位(柱・梁・壁・スラブ)ごとに1枚以上撮影し、スパン数が多い場合は代表部位1スパン以上を撮影します。打設写真は打設開始、中間、完了、および打継ぎ部を必ず撮影し、養生写真は湿潤養生期間中、朝夕2回継続して撮影します。
工程計画
本工事の工程管理にあたっては、全工期455日を確保し、主要工種ごとに適切な期間を設定します。山留・掘削工事は45日、基礎工事は60日、躯体工事は各階24日で計4階分、外壁仕上げ工事は90日、内装仕上げ工事は120日、設備工事は180日間並行して実施します。主要マイルストンとして、杭工事完了(着工後45日)、地下躯体完了(+95日)、最上階躯体完了(+240日)、屋上防水完了(+320日)、最終検査(完成14日前)を設定します。
過去の類似案件(恵比寿第二事務所)では、外壁仕上げ期間中に天候不良による18日の遅延が発生した事例があるため、本計画では外壁工事期間中に天候予備日を5日/月確保し、工程遅延リスクの低減を図ります。
クリティカルパスは躯体工事から外壁下地、外壁仕上げ工事へと連続するため、特に躯体コンクリート打設の打重ね時間超過や型枠ばらし強度発現の遅延に備え、各工程に3日のバッファを設けて工程全体の安定化を図ります。
各工種の進捗管理は、週次工程会議にて実施し、進捗遅延が発生した場合は速やかに是正措置を講じます。詳細な日程や作業手順については設計図書および別途作成する詳細工程表に従い、関係各所と連携しながら円滑な工程推進に努めます。
原価管理計画
主要躯体工事におけるコンクリート、鉄筋、型枠の数量は、数量計算書に基づき適切に算出し、過去案件の実績を参考に歩掛りを補正した上で、発注単位を月次でローリング見直しを行います。資材発注については、鉄骨・鉄筋・外壁タイル等の長納期品は着工90日前に発注を確定し、型枠材は調達遅延リスクを踏まえ、二次協力会社を含めた2系統での確保体制を構築します。
仮設費および共通仮設費は、総工費の約8.5%を目安とし、揚重機械や型枠工法の省力化を図ることで、歩掛りの改善による約3%の原価低減を目指します。これにより、全体のコスト効率化を推進します。
月次原価会議を開催し、各工種ごとに予算と実績の差異を分析します。5%以上の乖離が認められた場合は、翌週までに是正案を策定し、速やかに対応策を実施します。
数量や規格等の詳細については、設計図書および数量計算書に従い、適切に管理を行います。